山口情報芸術センター[YCAM](以下、YCAM)の1階「インフォメーション・スペース」に常設されているデジサルサイネージをリニューアル。主に、企画・提案、ディレクション、デザインを担当した。
ヒアリングと実地調査、施設の図面などを元に、静止画のスライドからリニューアルを行った。また、サイネージには前年度にリニューアルを行ったウェブサイトで使用されているCMSのデータを使い、運用負荷を軽減を目指した。
表示内容
日々催される各種「イベント」と、複数の映画作品をまとめて構成される「上映プログラム」の2種類の情報についてリニアに表示を行うプレイヤーアプリの2つで構成されている。またサイネージの見通しやすくするために、直近1週間の情報を一覧で表示する画面も設けている。
館内に合わせたビジュアル調整
画面を構成する使用書体や配色は、当時のサイン計画に合わせて選定している。また、静止画で実現されていた文字周り設定を再現するため、OpenTypeの設定を取得できるアドオンを本文テキストに適応し、プロポーショナルな字詰めを設定している。文字のサイズについても、インフォメーション・スペースの環境に合わせて微調整を行った。