東京都現代美術館（以下、MOT）のウェブサイト制作で、株式会社COLSISのスタッフとしてアートディレクター、デザイナーを担当した。また、定例の打ち合わせでCMSや技術仕様についての補足など、ディレクターのサポートも適宜行った。

館のリニューアルオープンと併走した制作

2019年3月にリニューアルオープンを迎えたMOTは、周辺の公園や街からのアクセスを意識し、さまざまな方が立ち寄れる親しみやすい美術館を目指してリニューアルを行った。同時期に進めていたウェブサイトリニューアルでも、館内担当チームからのヒアリング、随時準備されていくサインや什器などを通して意図を汲み、ページの設計や配色に反映を行った。使用書体についてもサインと同一のものを使用することを提案し、Graphik、たづがね角ゴシックを導入した。

開館経緯から今後の活動までをカバーするページの提案

また1995年の開館準備に関わる資料や、これまでのウェブサイトの運用を元に、今日までの活動を伝える「MOTについて」、展覧会や各種イベントを1日単位で表示する「イベントカレンダー」 といったページのリニューアル提案を行い、原点から今後の活動までがウェブサイト内で可視化されるようにした。